『お父さん』のためのワイドショー講座

『暮らしをアップデートせよ』

出口のない介護だから、これを読んで下さい。

今日は個人的に思うことをブログにします。

小室哲哉さんが引退なさること、たくさん報道されていますね。みなさん、感じ方や受け止め方は様々だと思いますが、介護するって本当に大変なことだと思うんです。今日は介護について。

 

同じ病気でも症状は人それぞれで環境や家族構成によっても全然変わってくるものだと思いますが。

 

以前にもブログにしたことがありますが、20代の時に大好きだったじぃちゃんが突然認知症になりました。初めのころは今まで出来ていた当たり前のことが少しづつ出来なくなる程度で、物忘れが多くなったのかな?とさほど深刻には思いませんでした。

でも日に日に症状は進行していきました。

ある日、リビングにいたときにじぃちゃんがこう言ったんです。

「はるちゃん、さっきから黒いマントをかぶった細長い人がこっちを見てくるけどあれは誰だん?」と。

私はとても怖くなりました。昼間でしたがじぃちゃんが差す方向を確認しました。もちろん、そこには誰もいません。その頃からじぃちゃんには幻覚が見えるようになりました。はじめは、「誰もおらんよ」と返事をしていましたが否定せずに同調することが大切と聞き、その後は話を合わせていました。

私は孫でしたからその辺はあまり深く考えずに対応出来ました。でもね、ばぁちゃんは違いました。

突然、おかしなことを言い出すじぃちゃんを受け入れられなかったんです。夫婦ですからね、しっかりしている所はしっかりしていたし、ご飯だってパクパク食べれるし、なのに「なぜ突然変なことを言い出すの⁉️」って思ってしまうのでしょう

そして、じぃちゃんは夜中に叫ぶようになりました。ばぁちゃんは寝不足になり同じ部屋で寝るのをやめました。

問題が起きたら家族もその都度対応してきましたし、初期の段階で病院にもかかり進行を遅らす薬も服用していました。当時は薬とあえばその薬しかなかったのですが、かわいそうなことにじぃちゃんは副作用が強く出てしまいました。

昼間はみんな仕事へ行っていたのでばぁちゃんが一人でじぃちゃんの介護をしている形でした。

ある日の早朝5時頃に玄関のチャイムがなりました。お隣さんでした。じぃちゃんが一輪車に布団を乗せて道路を歩いているとのこと。慌てて追いかけてじぃちゃんを引き止めましたが、じぃちゃんからしたら何か理由があってそうしてるので家に帰ろうと言っても聞いてもらえず大変でした。

トイレもうまく出来ずに失敗することが多くなりオムツをあてました。お風呂で粗相してしまうことも増えました。

そしてある日の朝、起きると寝ているはずのじぃちゃんがいません。

家族みんなで仕事を遅刻し探しましたが見付かりません。そうならないように鍵を二重にかけたり、鍵と分からないように対策していましたがダメでした。

警察署へ捜索願いを出しに行く途中で見付かった!との連絡がありホッとひと安心したのを昨日のことの様に覚えています。

 

文章にすると淡々としてありふれた認知症の事例の様に感じますが、一緒に住んでいる家族は本当に大変でした。

特にずっと一緒にいるばぁちゃんは日に日にやつれていきました。そして夫婦だからこその理解できない壁に悩んでいました。

ばぁちゃんからすると昔のことはとても鮮明にハッキリと覚えていて記憶があるのに、なぜ今まで普通に出来ていたトイレがキチンと出来ないのか、「そういう病気だから」と伝えても理解しがたい感情が勝ちイライラしていました。

 デイサービスなども利用していましたが、拒否反応がすごくお迎えにきてくれる車に乗るもの大変でした。

結果的に、施設に入所したのですがそこで問題解決とはいきません。

じぃちゃんはかなり嫌がって家族は更に悩みました。自分達が自宅で介護すればよいのに、こんなに嫌がっているじぃちゃんを無理矢理入所させることに罪悪感を感じ、後ろめたい気持ちでいっぱいになりました。

家族なのに、こんなに嫌がっているのに、、と。

そんな時にお友達に介護で働いている子がいたので聞いたんです。あんなに嫌がっているのに入所させるのはいかがなものか?と。

その子をすぐにこう答えました。「そうやって家族の人はみんな自分達を責めるよね?だけどね、家族のみんなが介護に疲れて倒れてしまうことだってある。時にはおじぃさんに本気でイライラしてしまうかもしれない。優しく出来ないかもしれない。悩んで考えて入所を考えたのであればまずはそこに頼ってみて。私たちはプロだけど、いざ自分の家族に介護が必要になったとしたらあなたと同じ様に悩み苦しむと思うの。例え介護のプロでもね。他人だから優しく出来ることもあると思うの。だから、まずは1ヶ月様子見てごらん」と。

とても胸が熱くなりました。そして、とりあえず1ヶ月様子見しました。結果的に慣れてくれたので良かったです。

でももし、あの時、お友達からの助言がなかったら、、と思うと怖いです。

そういうときに、助言してくれたり話を出来る存在が本当に大切だと痛感しました。

 
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とても個人的な、ブログになってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。 

 

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おかげさまで儲かってます。